津波てんでんこ
この数週間で一気に広く知られる事となった「津波てんでんこ」。津波の際は一族全滅を防ぐため自分の命は自分で守れ、てんでばらばらに高台へ逃れろと言う三陸地方に伝わる言い伝えである。東京電力のでんこちゃんとは無関係なので注意が必要だ。
もっとも、漢字で書くと尤も、そんなに古い言い伝えと言うわけでもない。明治三陸地震以降口伝として広まった(イデオンみたいだ)と言う事なのでこの百年の話である。とにかく自分の命は自分で守れ。まずは逃げるが基本である。と言う内容の教えだ。大堤防が守ってくれた普代村の例もあるが、今回の津波でも基本的には何をさて置き高台に逃げた人間が生き残った。
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