丑年を控えて
モーいくつ寝るとお正月、丑(うし)年なのである。牛。まさしくぽちゃさんを称え尊ぶに相応しい干支と言えよう。 勿論ぽちゃさんが喜ぶかどうかはまた別の問題である。果たして「牛のようだ」と言う表現は褒め言葉になっているのかいないのか。 「賢い子だねぇ。末は首相か大統領か」 一見褒めているようだが将来福田やブッシュみたいなモンキー野郎になると言っているわけで、実は遠回しに侮辱しているという高度なテクニックである。かように言葉とは難しい。 昔肉親に再会できておいおいと泣き崩れる中国残留孤児に向かって親が「馬鹿ねえ、そんなに泣くんじゃないわよ」と優しく語り掛けたら「何だと、私は馬鹿じゃない!」と、孤児が激怒したと言うエピソードがあるが、細かなニュアンスの違いは誤解を生みがちなものなのだ。オリンピックの選手団に対して激励のつもりで「せいぜい頑張って下さい」と伝えたところド顰蹙を買った首相がいたねえ、福田君。 私もぼちゃさんの愛らしさを「牛」で表現したところ逆に「馬鹿にしてるのか」と思われてしまう可能性は高い。リスキーだ。気を付けねばなるまい。
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