たかがWBC、されど益川敏英
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英博士だが、「英語は話せない」と公言し受賞スピーチでも日本語で通したという。そもそもパスポートも持っていなかったというのだからある意味けったいなおっさんだ。
しかし英語を介さずしても自国語で世界に通ずる学業を全う出来ると証明したわけで、日本人のプライドを擽(くすぐ)らせて貰えた。もっとも氏の場合海外の英語論文は自ら目を通すと言うし、英語がまるで理解出来ない、と言う事でもなさそうだ。アメリカの指導の下日本復興と共に歩んできた世代でもあり、どこか譲れない矜恃があるに違いない。 (もっとも大学院進学時、あまりの英語・ドイツ語成績の低さに不合格寸前だったという話もあり本当にただ英語が苦手だという可能性も高いが)
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