至高界突入
クサレ雨模様で体調を崩しそのまま昼迄寝ていたがどうやら素直に休息を取ったお陰で体調も九割八分方回復した。速攻で寝るという私の判断は適切だったわけだ。ぽちゃさんを追い求める時もこうやって間違いのない選択を行える民でありたい。 そう思う春の嵐過ぎ、お日様の戻った太陽の下で休日を過ごす今日の私であった。 しかしこういう治りかけの時に無理をすると結局完治が遅れるのが中年の常でもある。大人しく静養に努め、ぽちゃさんとインドアでウフフかつアハハなる朗らか人生を送りたいものだ。無理のないひたすら楽ちんな幸福。人類究極の夢である。私だけでも到達したく切望する次第である。 しかし世の中の人間全てが楽をして生きる時代が到来したら文明社会はどうなってしまうのであろう?考えるまでもなくそれは種の衰退を意味する。原動力を失った世界は、ただ滅びるのみなのだ。私も当然滅びたくない人間であり、「楽ちんだが張り合いのある人生」という矛盾した夢を抱いていきたく思う。 この矛盾を突き破る方法はなくもない。心の底から惚れたぽちゃさんと幸せに過ごせば良いのではなかろうか。つまり私が宝くじ一等にダブル当選して6億円を手に入れたとする。6億あれば全く働かなくても十分贅沢三昧の暮らしを送る事は可能だ。だがそれで堕落した駄目人間になってしまったら私という人間の沽券に関わる。ここでぽちゃさんだ。
...続きを読む
|