青年の主張(てきとう)
ゴールデンウィーク休暇が取れる連中が羨ましいぜ、そんなものはしばらくご無沙汰じゃいと前回のブログ記事で書いたばかりだが、よく記憶回路を稼働させてみたら去年のゴールデンウィークは入院によりたっぷり休んだことを思い出した。一年前の出来事ぐらい覚えておけよと自分自身に渇を入れたい。 記憶力は大切だ。 昔の恋人と再会した時顔を覚えていないなんて事があったら「あー私やっぱりこの人と別れて正解だったわ」と思われてしまうに違いない。しかも顔は忘れたくせに乳の形や感触だけはしっかり覚えているなんてバレてしまったらかなり最悪だ。 スタン・ハンセンが「ババ?うーん...ババ...すまない思い出せない。誰だったっけ」などと言い出したら悲しいではないか。いくら仕事上のお付き合いだったとは言えそんな大切な事を忘れてしまってはいけない。 だが、かく言う私も最初の会社で職務上覚えたDOSコマンドなんてほとんど頭に残っていないし高校までの人生で唯一5段階で5の成績を獲得した代数幾何に至っては1ミリ足りとも内容を覚えていない。東海道線の全ての駅名をソラで言える小学生じゃあるまいし、私の記憶力などそんなものではある。 人はいろいろな事をかたっばしから忘れてしまう存在なのだ。 残るのは愛しの君とともに過ごした甘く切ない思い出の欠片だけである。
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