ヘラクレスの栄光 魂の証明発売発表を祝う
ヘラクレスの栄光がついに復活するというビッグニュースに一週間経って気が付いた私。イエーイブラボーである。私はこの十年ゲームと縁のない生活をしていたがそれ以前はセガ系中心としたゲーマーだった。 しかし心の名作は当時も今も「ヘラクレスの栄光III」である。 何、君はヘラクレスの栄光を知らぬとな?愚かなる嘆きし猿よ、我が知識を授けよう。 ヘラクレスの栄光シリーズは2003年に自己破産して消えたデータイースト(デコ)を代表するロールプレイングゲームだ。ドラゴンクエストを開祖とする日本のRPGブームに乗り竹の子の如く生えてきた亜種の一つだが、今なお熱狂的なファンを持つシリーズとしてゲームファンの心に生き続けている。ぽちゃ業界で言うと森川まりこを思い出して貰えればいいだろう。あの子も同時期に多くの熱狂的なファンを生んだ最高傑作だった。 当時(今も、かも知れないが私は現在ゲーマーリタイア状態なのでわからない)、ゲームのシナリオというのはシステムの付け足しに過ぎず、とても真面目に語れる内容のものではなかった。ドラクエやファイナルファンタジー(FF)はそんな状況を打開すべくシナリオ強化にも力を入れたがその中身は子供騙しの域を超えるものではなく、ご都合主義と余裕のない展開に振り回されるお粗末なものだった。 そんな中データイーストは野島一成というシナリオ作りの天才を得て、システム的には特に見るべき点がないがストーリーのみ独立したドラマとして完成したと言っても過言ではない名作ヘラクレスの栄光(IIから参加)を完成させる。
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